【年表】「三鷹国際学生宿舎建設及び駒場寮廃寮問題の経緯」

1979-1991


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1979.
三鷹寮敷地の非効率利用を会計検査院が指摘。


1988.
三鷹寮敷地不効率利用国有地の指定。


1990.3.
国際学生宿舎の概算要求頭出し。


1991.3
三鷹国際学生宿舎概算要求頭出し
(三鷹寮+駒場寮の面積を基準とし、 留学生分を上乗せ)
1991.7
学部交渉で、「寮の建て替え計画があるか」との学生側からの質問に対 し、「東大7寮全体の建て替えが必要だが、具体的計画には至っていない。学寮委員会で検討中」と回答。「具体的段階に入ったら学生、特に寮生と話し合うか」という質問には、「予算がつくなど具体化すれば学生と話し合う」と回答。
1991.8
三鷹国際学生宿舎予算化の可能性急浮上。
1991.10.9
臨時教授会が三鷹国際学生宿舎構想を承認。
三鷹国際学生宿舎特別委員会(委員長永野三郎教授)設置
1991.10.12
学生自治会委員長、駒場寮委員長の公開質問状。
「三鷹に新寮を建設し その影響が駒場寮にも及ぶとの噂があるが本当か、その全容を明らかにせよ」と要求。
1991.10.14
特別委員会が両委員長に概要説明。
1991.10.15
評議会で教養学部教授会の基本方針を承認。
1991.10.16
「21世紀の学生宿舎を目指して」を配布
基本方針
 (1) 千人規模
 (2) 日本人学生と外国人留学生の混住とし比率は7:3。女子学生を含む。
 (3) 個室、食堂なし。補食用設備、共用施設の充実。
 (4) 大学が建物の管理および入寮選考に責任を持つ。
 (5) 年次計画の進行に伴い、三鷹寮・駒場寮は順次廃寮とする。
1991.10.24
公開説明会:計画の全容を全学生に説明。
1991.11.12
学生自治会代議員大会、学友会総会、駒場寮総代会で初めて学生の対応を決定。

 自治会

  1. 駒場寮の抱き合わせ廃寮に反対。
  2. 駒場寮の建替、駒場寮の改修を要求。
  3. 学内議論のために三鷹計画を見送ること。

 学友会

  1. サークルの利益が廃寮によって侵害されないこと。
  2. 計画遂行にあたっては学生の要求を取り入れること。

 駒場寮

  1. 三鷹に新寮を早急に建設せよ、ただし駒場寮廃寮を前提としないこと。
  2. 建設は学内の合意を得た後に着手せよ。
1991.11.14 および 1991.11.28
学部交渉(計2回)で学生が要求した11項目のうち8項目については合意が得られたが、(1)三鷹に新寮を建設すること、その際駒場寮の廃寮は前提としない、(2)新寮建設に当たっては全構成員自治の立場に立って充分な議論 をし、合意後に着手すること、(3)本年度は予算請求は行なわないこと、の3項目について合意できなかった。学部は、「現状では強い反対は見られないので、予算請求は止められない、新宿舎計画は進める」と表明。
1991.12.6
学部が新宿舎計画の是非を問うアンケートを「三鷹国際学生宿舎に関する計画説明書」を添えて開始。

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