(三次案)
(共同提案者)
学生自治会委員長 (名前)
学生自治会副委員長 (名前)
駒場寮委員会
学生自治会常任委員 (名前)
オリエンテーション委員・学生自治会常任委員 (名前)
※趣旨説明文責は学生自治会正副委員長です。
(主文1)
教養学部当局は、駒場寮の電気・ガス供給を再開し、強制的な取り壊しをやめ、学生との誠実な交渉に応じることを求める。 |
【趣旨説明】
学生側は91年に駒場寮廃寮計画が出されて以来、一度として廃寮に同意したことはありませんでした。代議員大会(毎年)・2度のストライキ(93・94年)などで繰り返し廃寮反対の総意を表明してきました。
ところが学部側は「文部省に対してメンツ・信頼を失う」「計画への強い反対はないと解釈する」(91年交渉)として廃寮計画を強行してきました。あげくに、問答無用で、寮生の住んでいる駒場寮の電気ガスを止め、重機を使って取り壊しを行うに至りました。
これらの経緯は、大学の運営は教職員と学生が話し合って決めていくという東大の自治の伝統を破壊することを意味します。この緩行にもとづいて、駒場でも学部交渉などをつうじて、揺れて字も書けなかった一号館の机・イスが改修されたりしてきました。しかし今回のような学部のやり方が横行するなら、学生の声が大学に反映される道は閉ざされることになります。
私たちの世代がこれを許すかどうかが、いま問われています。
(主文2)
駒場寮は、クラス・サークル活動はじめ、東京大学教養学部の大学自治・学生自治・自主活動にとって欠くことのできない貴重な場である。駒場寮廃寮に反対し存続を求める。
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【趣旨説明】
駒場寮は、毎年数千人の駒場生が利用し、クラス・サークルの自治・人間形成にとってかげがえのない場として機能してきました。夜を徹してクラスで新フェス・駒場祭の準備を駒場寮で行ったり、サークルで夜遅くまで語り合うなかで、培われてきました。
文部省は学内寮を敵視しており新設を認めない方針を採っています。学部当局の計画にも学内寮は想定されておらず、こうした貴重な場を永久に失うという取り返しのつかない結果を招きます。
学生側の対案は、修繕予算も明らかにして駒場寮を残し引き続きクラス・サークルの貴重な場として発展させながら、学内寮の意義を押さえた上で当局と話し合い、他のスポーツ・文化施設もつくるプランを煮詰め、予算獲得へ大学全体で力を合わせるという積極的なものです。
いまこの貴重な場を永久に失うかどうかが問われているのです。
(主文3)
主文1および主文2が決議された場合(修正された場合も含む)、さらに強い意思を示すために、学生自治会規約第19条にもとづき全学投票を行う。その結果にもとづいて学部長交渉を行う。なお、5月13日から17日はクラス討論の期間とし、5月20日から24日を投票期間とする。
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