クラスルームの貸し出しについて

クラスルームとは

 クラスルームとは、駒場寮自治会と学生自治会との協力により、中寮・北寮の1階に設けられている部屋です。使用はクラスを単位とし、寮委員会への申し込みによって使用が許可されます。
 クラスルーム制度を設けた理由について少し書いておきましょう。
 1996年に学部当局が駒場寮の「廃寮」を宣言するまでは、毎年400人前後の寮生が駒場寮に住んでおり、各クラスにも2〜3人の駒場寮生がいました。そのため、新フェス(4月や5月に学生自治会が主催する新入生歓迎フェスティバルのこと)や文V劇場の準備などのイベントに限らず、普段から学生が駒場寮の友人の部屋を訪ね、クラス単位での交流が行われていました。
 ところがご存知のとおり1996年に学部当局が「廃寮」を宣言し、それによる寮生数の減少によって寮生のいないクラスが増え、クラス活動の場も制限されました。このようなことから、駒場寮では北寮と中寮の1階をクラスルームとして教養学部1、2年の各クラスに開放したのです。
 上にリンクを張った資料について補足をしておきます。学部当局の主張によれば、駒場寮の定員は750人となっています。これは一高時代のものであり、時代の変化に伴って、一部屋3人程度が駒場寮の部屋使用として標準のものとなりました。そのために、寮の実質の定員は400人程度となり、入寮を希望しても入れない人もいたときもあったそうです。(これは、1994年学部当局発行の文書に「駒場寮・三鷹寮合わせた実質の収容能力は550人程度」と明記されていることからも、実際には学部当局も駒場寮の収容能力を400人程度と見ていたことが分かります。この点でも当局の主張に矛盾が生じています。)

クラスルームの申し込み方法

 まず、各クラスから「駒場寮連絡委員」を選出してください。多くのクラスでは、4月上旬にクラス単位で行われる「オリ合宿」で選出されると思います。クラスの駒場寮連絡委員の方は、4月中に寮委員会が主催する「駒場寮連絡委員会」までお越しください。申し込みは、そのときに受け付けます。

クラスルーム使用規定

 クラスルームのある駒場寮は、寮生・寮利用者による自主管理によって成り立っています。さらに現在、学部当局によって「廃寮」を宣言され、維持費やメンテナンスなど一切ない状況となっています。したがって駒場寮では、それらは寮生・寮利用者が自覚をもって行わねばならないことなのです。まずこのことをよく知っておいてください。

☆使用上の注意

  1. 駒場寮への寮外生の出入りは基本的には夜10時までとなっています。夜10時以降も寮内にとどまりたい方は、北寮11S寮委員会事務室(北寮2階)で仮宿泊手続をとってください。事務室が開いていないときは北寮14S寮委員長室に来てください。寮委員が対応いたします。仮宿泊部屋で寝るときは一泊200円(ただし11月中旬〜3月は暖房のための灯油代を含むため300円)、クラスルームの場合は一泊100円です。
  2. 駒場寮には門限はありません。24時間自由に使えるわけですが、それは他の人の迷惑にならないことが大前提です。夜は静かに使いましょう。
  3. ゴミは置いていっても誰も捨ててくれません。小さいゴミならば生協前のゴミ箱へ、大きければ数理科学研究所前か、9号館と生協の間のゴミ置き場に持っていってください。
  4. 掃除は各部屋で行ってください。
  5. トイレ・炊事場は廊下のいちばん東側にあります。トイレットペーパーがない場合は北寮2階の事務室にあるので取りに行ってください。ティッシュペーパーは詰まる原因となります。なお、女子専用トイレは北寮2階・3階・中寮2階・3階にあります。北寮1階・中寮1階は共用となっています。
  6. 机、ホワイトボード、ストーブなどの備品を支給しています。寮委員会に申請すれば支給を受けることができます。
  7. その他、わからないことがあれば、寮委員などの寮生に聞いてください。

☆寮運営について

  1. 駒場寮自治会は総代会を最高議決期間とし、寮委員会を執行機関とする学生自治団体です。クラスルームは寮委員会が提案して、総代会が可決し、学生自治会と共同で開設するものです。
  2. フロア単位で日常生活などに関する「フロア会議」が行われています。これには寮生に限らず寮利用者は参加することになります。クラスルームでは駒場寮連絡委員の方が出席してください。


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